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研究室紹介

「経験が脳を変える」
痛みの感じ方と脳の関係を探る研究室です
畿央大学大学院 健康科学研究科
准教授 / 理学療法士
大住 倫弘
Michihiro Osumi
当研究室は2020年に設立され、痛みの原因を解明し、効果的なリハビリテーションの開発に取り組んでいます。
私たちは「経験が脳を変える」というコンセプトのもと、経験が脳の働きや痛みの感じ方にどのように影響を与えるのかを研究しています。
特に以下の分野に注力しています。
- 体肢切断や腕神経損傷後の幻肢痛
- 脳卒中後の痛み
- 脊髄損傷後の痛み
さらに、大学院生たちは、臨床現場での疑問や興味をもとに基礎研究にも取り組んでおり、その成果を骨折後の痛みや慢性腰痛など、筋骨格系の疼痛リハビリテーションに役立てています。
これにより、痛みに悩む患者さんがより快適な日常生活を送れるよう、サポートしています。
私たちの研究室では、痛みのメカニズムを深く掘り下げ、次世代のリハビリテーションを生み出すための挑戦を続けています。
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所属学会
日本理学療法士協会、日本ペインリハビリテーション学会、日本疼痛学会、日本義肢装具学会、日本認知科学会、日本認知神経リハビリテーション学会、国際疼痛学会(IASP)
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略歴
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2009年4月
おおくまリハビリテーション病院 リハビリテーション科 理学療法士(現:はくほう会セントラル病院)
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2010年6月
摂南総合病院 リハビリテーション科 理学療法士
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2014年6月
畿央大学 ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教
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2019年4月
畿央大学大学院 健康科学研究科 准教授(兼 畿央大学 ニューロリハビリテーション研究センター 准教授)
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学歴
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2005年3月
岡山県立岡山一宮高等学校 卒業
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2009年3月
畿央大学 健康科学部 理学療法学科 卒業(理学療法士免許取得)
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2012年3月
畿央大学大学院 健康科学研究科 修士課程修了(健康科学)
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2015年3月
畿央大学大学院 健康科学研究科 博士後期課程修了(健康科学)
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受賞
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2013年7月
Pain Research 2012年度 最優秀論文賞、日本疼痛学会学会
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2017年5月
第2回日本運動器理学療法学会学術集会 学術集会長賞、日本運動器理学療法学会
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2021年12月
第5回 基礎理学療法学 若手研究者ネットワーク シンポジウム Impressive Presenter
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社会活動
一般社団法人 日本ペインリハビリテーション学会 理事、研究委員会 委員長
広陵町DX推進計画検討委員会 委員 -
趣味
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野球
高校では硬式野球部で岡山県ベスト16を経験し、ベンチを温め続けました。大学では軟式野球部で全国大会や西日本大会に出場し、温情ながらスタメンを務めました。
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筋トレ
ベンチプレスだけ力を入れて取り組んでいます。
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大学院生の紹介
博士後期課程
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名前: 井川 祐樹
所属:西大和リハビリテーション病院
職種:理学療法士
研究内容
脳卒中後疼痛のサブタイプ分類とリハビリテーション開発-脳画像解析とQSTを活用して-
メッセージ
中枢神経障害後の疼痛に対する効果的かつ最適なリハビリテーションの開発を目指しています。
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名前: 浦上 慎司
所属:星ヶ丘医療センター
職種:理学療法士
研究内容
脳卒中後疼痛の性質に基づいた臨床的特徴と脳メカニズム
メッセージ
脳卒中後疼痛の性質とリハビリテーション予後あるいは脳損傷領域との関連に興味があります。
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名前: 瀬川 栞
所属:星ヶ丘医療センター
職種:理学療法士
研究内容
VR空間での幻肢痛リハビリテーションの効果を決定づける脳メカニズムの解明
メッセージ
疾患を問わず、身体所有感や運動主体感などの「身体性」に興味があります。
修士課程
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名前: 森川 雄生
所属:平成記念病院
職種:理学療法士
研究内容
運動器疾患における術後痛の遷延化の予測
メッセージ
術後早期に様々なリハビリテーション評価をし、痛みの予後を予測する手法の確立を目指しています。
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名前: 大角 亮太
所属:奈良東病院
職種:理学療法士
研究内容
心拍変動が痛みの定量的評価になり得るかを検討
メッセージ
認知症患者など痛みをしっかりと訴えることができない患者に対して、言語以外の表出から疼痛の推測や評価ができるように取り組んでいきたいと思います。
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名前: 吉川 理彩
所属:西大和リハビリテーション病院
職種:言語聴覚士
研究内容
半側空間無視症例の回復に寄与する脳構造および脳機能の解明
メッセージ
脳波や脳画像解析を用いて、高次脳機能障害の構造的および機能的な側面を評価できるようになりたいです。
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名前: 江田 朱里
所属:西大和リハビリテーション病院
職種:理学療法士
研究内容
脊髄損傷者の触覚アロディニアの定量的評価と脊髄画像解析
メッセージ
脊髄損傷後に生じる中枢神経障害性疼痛のメカニズムや臨床場面に汎化できる評価方法の検討と脊髄画像解析を用いた身体機能の予後予測に興味があります。
修了生
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名前: 松田 総一郎
所属:国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 予防老年学研究部 特任研究員
職種:理学療法士
研究内容
Thermal Grill Illusion in Post-Stroke Patients: Analysis of Clinical Features and Lesion Areas 脳卒中後の患者におけるサーマルグリル錯覚:臨床的特徴と病変領域の分析
修了年度
2023年 博士後期課程 修了
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名前: 岩井 健
所属:藤井会リハビリテーション病院
職種:理学療法士
研究内容
Numbness illusionにおける手指の“しびれ”体験が主観的な痛み知覚に及ぼす影響ー脳波を用いてー
修了年度
2023年 修士課程 修了